私の独断で、勝手に評価付けしています    

１０年以上前に数回訪ねたことのある微湯温泉さんに久しぶりにお世話になりました。最後の民家から宿までの１２ｋｍの道は以前は凸凹のダートだったのですが、今ではすっかり舗装されていました。しかし、宿は以前の面影をそのままに残していてくれて嬉しくなってしまいました。茅葺の屋根と時間の重みを感じさせてくれる壁板に、思わずこっそり「久しぶりです」と声をかけてしまいました。きっと、維持管理は大変と思います。しかし、この雰囲気をなるべく長く残して欲しい・・・です。

さてさて、微湯（ぬるゆ）とい名のとおり、なんと、湯温は３２℃！！！はっきりいって、ぬるいというよりもヒャッコイといった方が正確かな？　普通であったら、貯め湯をして、加温してしまうのでしょうが、それでは新鮮なお湯を常に注ぐわけにもいかないし・・・ということなのでしょう、加温せずにそのままの温度のお湯での入浴となっています。脇にポリのお風呂があり、熱いお湯が張ってあります。しかし、何故かこのお湯は沢水だとか・・・あくまでもぬるいお湯にこだわっているようです。しかし、このお湯とても気持ちがいい。もともと温めのお湯に長々と浸かっているのが好きなのですが、そんな私だけでなく、このお風呂に入りに来る皆さんの多くは、１時間から２時間浸かっていくのです！！！鉄の香りが微かにして酸味のあるこのお湯に、とっぷ〜り浸かっている間にお湯の成分が、身体の隅々にまで染み込んでくるようで、効く〜という感じです。そんなに長々と浸かってるなんて「かったるい」という方にはお薦めできないかもしれませんが・・・。

宿の周囲も最高の環境です。宿の回りには石楠花の大株がたくさん生えてます。花の頃はきれいなことでしょう！！！会津小富士の登山口でもあります。