川沿いの道にそって、数本のミズナラが枝葉を茂らせています。その木々が秋になると、枝一杯に可愛いドングリを実らせます。大きく道に張り出した枝からポロポロと落ちたドングリを、車が踏んで、パキパキプチプチと音をたてます。無残に押しつぶされたドングリを見て、「あぁー」となんだかもったいない気持ちになっていた私・・・でも、今年、ふと思いついて、つぶれたドングリを集めて洗い染めてみました。ドングリを丸ごと煮出して染めた時よりも、わずかですが、色見も深いような気がする・・・淡いけれど灰色と草色と水色の中間のような優しい色が染まりました。その色を縁のゴム編みと身ごろの部分に使い、茜染めの茜色と、玉葱染めの薄い黄色と、柳染めの茶色とヨモギ染めの深緑を組み合わせて、パステル調のVestにしました。シックなドングリ染めの色も、茜色と薄い黄色とのドッキングで、若々しくて可愛いVestになれて喜んでいるよう・・・です

写真では判りにくいかな・・・？！優しい色調です。