ふご

当然のことながら、我が家では２つのおひつが毎日活躍しています。・・・で以前から、「ふご」という、おひつに入れたご飯を保温する為の、わら製の品が欲しいと思っていました。しかし、数箇所で見つけはしたのですが、「これ！」という品物が見つからずにいました。

新潟を旅していたとき、地元の特産品を売る店で、わらで出来たネコの家「ネコちぐら」をみつけました。ボサボサしたところの全くないそのちぐらを見て、「これは！」と思い、自宅で使っているおひつのサイズが入る大きさの「ふご」を編んでいただく事にしました。１ヶ月後届いた荷を開けると、「ぷーん」とわらのいい香りがします。稲の実を入れる入れ物が、稲の葉で作られている・・・ちょっと嬉しくなってしまいました。以前わら細工を習ったとき、編む前にわらを叩いてさばいて、「きれい」で「しなこい」わらをよりわけるのが大変だったことを思い出します。そんな風に時間と労力をかけてより分けたわらでつくったにも関わらず、やっぱり私の編んだ草鞋はボッサボサでした。当然のことながら・・・とどいた「ふご」を見ると、艶々さえしています。改めて素晴らしい出来具合にほーっとため息がでてしまいました。形もなんとも可愛らしいし・・・とてもとても気に入っています。

「美しい道具」「使いやすい道具」「使って楽しい道具」が又１つ仲間入りしました。