横浜の実家の庭にある柚子の木には、毎年たくさんの実がなります。これまでも、手づくりポン酢やはちみつ漬け等にしてあますことなく利用してきました・・・でもやっぱり捨てていた部分も当然あったんですよね。

　香り高い皮は、酢の物などに刻んで入れたり、レモンのようにチーズケーキにいれたり。でも何十個分も・・・ですから使い切れずにすてていた部分も多かったのです。そんな私でしたが、大好きな二部治身さんの本に柚子こしょうをてづくりにしているという記載を発見。柚子こしょうが大大大好きで冷蔵庫に欠かしたことのない私ですから、これは作ってみるしかないとおもいたちました。丁度横浜に帰省していたので、さっそく庭になり残っていた柚子をもいできました。皮の黄色い部分をりんごの皮剥きの要領でクルクルと剥きます。その皮と塩と柚子の絞り汁をフードプロセッサーで細かく細かくほぼペーストになるまでカットしました。青ナンバンが時期的にもなかったので、青トマトのピクルスで作った手作りホットタバスコ（このコーナーでも紹介してあります）を混ぜ更に攪拌しました。そうして出来た柚子こしょうは家族にも大好評。なかなか美味しい自家製柚子こしょうが完成しました。是非お勧めの一品です。

そしてこの作業には嬉しいおまけがついています。これまで全く見向きもしていなかった種ですが、この種をホワイトリカーに漬け込んだ柚子水はトローリとしてすごくお肌がしっとりするというのです。教えてくれた友人は、お肌につけ始めてまもなく、友人から「なんかお肌がきれいになったね」と言われるほどの効果があったらしいのです。なななんと。これまで邪魔者にしていた種にそんな素晴らしい利用法があったとは。というわけで今回作ってみました。これまでは厄介だった種とりも素敵な使い道があると思うと俄然楽しくなってきて、たまに種のあまりない柚子としては優等生の実などがあるとガッカリしたりして。相変わらず単純な私です。そしてできあがった柚子水は卵の白身ほどのトロミ!!!すごい。まだ熟成していないのでアルコールの匂いが強い・・・ので精製水と半々ほどで割って使っています。まだだれも『お肌がきれいになったね』とは言ってくれませんが・・・グッスン、自覚症状的にはとってもすべすべになった手応えがありとても気に入ってます。又これ・・・リンスにもなる。いつも石鹸しゃんぷーを使っているのですが、なかなかきにいったリンスが見つからずにいたのです。最近はシャンプーのみして、顔にパシャパシャとたっぷり柚子水をつけた後に、髪にもたっぷりと柚子水をつけ頭皮もついでにマッサージします。髪については娘がお母さんの髪さらさらになったねとうれしいことを言ってくれました。

これで柚子は捨てるところなし・・・にぐぐっと前進。後は果汁をしぼった内皮かな・・・？。こうなったらこれもなんかに使ってみたいナー。どなたかいいアイデアをしっていましたら教えてくださいね。